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その他 2022/05/31
私たちが生活していく中で欠かせないもの、それは住む家です。
家を借りて住んでいる人もいれば、マンションを購入して住んでいる人、土地を購入して一軒家を新築した人、土地付きの一軒家を購入した人、どの家を購入するか、或いは新築するのかは人の好みや、経済的な事情によって人それぞれですが、中でも家と言えば一軒家を想像する人は多いのではないでしょうか?
そんな夢のマイホームですが、みなさんいくらで購入できると思いますか?
マイホームには、家だけでなく土地もなくてはなりません。
もちろん、土地が無い人は土地から購入するか、土地付きの一軒家を購入するかの選択肢になりますが、親が土地を持っていれば土地を譲ってもらい、土地の費用を抑える事ができます。
出来れば、誰もが安く家を持つことができれば嬉しいにこした事はありません。
では、どうやって安く家を購入できるのでしょうか。
今回は、1500万円以下で土地付きの家をどうやって探すのかをテーマに考えていきたいと思います。
そして、実際に私が、1500万円の土地付き新築一軒家を探した体験を基に記述していこうと思います。
家を探すのに、相談先として先ず挙げられるのは、不動産業者さんではないでしょうか。
不動産業者さんは、家を買いたい人と、家を売りたい人との仲介を業務としていますから、喜んで相談にのってくれると思います。
不動産業者さんは、REINSというシステムを使えることができます。
このシステムは各不動産業者さんが土地や家を売りたいと依頼された場合、その売却情報をこのREINSに登録します。
登録する事により、新聞や広告する事よりも早くより広範囲に情報を流す事ができます。
その物件を買いたい人が現れなければ、その不動産業者さんは売主さんから手数料を取る事はできないので、このシステムを使った方が効率的です。
ですから、先程の1500万円で土地付き新築の一軒家の情報が全国にあるのかないのか不動産業者さんは検索することができます。
ちなみに、私が今、このREINSを使用して検索した所、佐賀県で1軒、和歌山県で6件ヒットしました。東京都、神奈川県で検索してみましたがヒットしなかったです。
全部の都道府県を試したわけではないので、実際に何件あるかわかりませんが、1500万円で土地付き新築一軒家は確かに存在しました。
検索にかかる時間もさほどかかずにできます。
都道府県を指定、金額の上限を1500万円と入力し、種別を土地付き戸建てに限定すれば、容易に結果が出てきます。
次に、インターネットでも良く知られている大手不動産サイトで探してみようと思います。
ここで言う大手不動産サイトとはスーモやHOMES、アットホームを指しています。
先ずはスーモで検索してみました。手順としては、新築戸建てをクリックした後、都道府県を選択します。
私は四国を選択してみました。
その次に特徴から探すという項目に中に、2000万未満の物件があったので、クリックしてみたら、130件ほどの検索結果が出てきて、その中に3件ほど実際にありました。
このように住みたい都道府県が決まっていれば、そこから絞っていく方法と、スーモの全国版から条件を先に絞り(この場合は価格を2000万円未満)、そこから都道府県を絞っていく方法とがありました。
別のサイトのアットホームでは、スーモのような価格帯の特集がなかったのですが、地域の価格相場から新築一軒家を探すことができます。
ここから都道府県を指定すると、その指定した県の市毎の平均価格が出ています。
九州や沖縄、関東の県で検索しましたが、1500万円以下の新築戸建てが見つかりませんでした。
同じくHOMESでも上記の2サイトと同じような方法で検索できます。
実際、探してみますと数は少ないので探すのに時間はかかると思います。
上の2通りの方法で探してみましたが、価格が安い為、物件を探すのに苦労しました。
私はREINSを使用できるので、何時でも探せることができるのですが、一般の方は、不動産業者さんに相談しなければいけません。
そこで、目安を知る為の考え方を知っていた方がいいと思いますので、ご紹介いたします。
土地を優先する人は、各都道府県(または市)の1㎡あたりの単価を知る事から始めましょう。先ずは、住みたい市の1㎡あたりの単価を調べる事ですが、スーモでは過去、現在の掲載情報を基に単価を算出してHPで知る事ができます。
実際に掲載して売り物件も確認する事ができます。
全宅連(全国宅地建物取引業協会連合会)では、その市の駅からの徒歩10分圏内と圏外の2つの単価が分かります。
また、敷地の大きさによる単価も知る事ができます。
そして、もっと詳しい単価を調べたい人には、国土交通省の標準値、基準値検索がいいと思います。
これは、市の中にある特定の場所に価格がついており、番地単位まで公表されています。
例えば、いずれかの価格を基に1㎡あたりの単価か坪当たりの単価がわかれば、大体の1軒家の敷地は30坪~45坪ほどになりますので、坪あたり20万円の相場であれば土地の取得費としては600万円~900万円かかることになります。
後は、残りの予算の600万円~900万円で建築してくれる建築会社を選ぶ事になります。
自分の家の広さが30坪ほしいのであれば、坪20万円~30万円で施工できる建築会社を探すしかありません。
また、そのような金額で建築できる会社が無ければ、家の広さを30坪から25坪に妥協することも出てくるかと思います。
ここで気をつけなければいけないのは、坪30万円で建築できる会社が見つかった場合、坪30万円がどこまでの範囲なのかを確認する事です。
建築には、建築工事費、ガス工事費、給排水工事費、外構工事費と大項目があります。
その建築工事費が更に本体工事費、付帯設備費(設備や仕様)、運搬費、共通仮設費(現場で施工する為の費用)、申請費用と内訳されています。
坪30万円が本体工事費だけの坪30万円なのか、建築工事費までなのか、ガス、給排水、外構はどうなのか、この確認を怠ると後にトラブルにも発展してしまう可能性や予算を超えてしまうかもしれませんので注意が必要です。
また、ここで使用しています坪単価ですが、こちらも注意が必要です。
その家を建築する為にかかった費用(建築費)をその家の大きさ(延床面積・坪数)で割った金額が坪単価になるので、その家の仕様(住宅設備、内装、建具)のグレードが高い場合は、同じ坪数の家なのに坪単価は高くなります。
その物件の坪単価ではなく、あくまでもその建築会社の標準的な仕様での坪単価を把握する事が大事だと思います。
今度は、どうしても指定の建築会社で建築したい方、必要とする坪数が決まっている方の場合です。
こちらは指定の建築会社で大体の建築費を確認し、残りの予算(1500万円-家の建築費)で購入できる土地を探す流れになります。
上記でご説明した通りの方法で全国の土地の単価を調べれば、どの地域で、どのような立地の土地を探せばいいかがわかります。
後は、不動産業者さんに土地を探してもらうか大手サイトで土地を探していく事になると思います。
家から探す方の注意点は、例えば25坪の家を最低限とした場合、その土地によって必要な式敷地面積は違ってきます。
いわゆる容積率、建蔽率の規制があります。
ここで容積率、建蔽率の説明は省きますが、Aの土地は32坪土地が必要、Bの土地は12.5坪の土地が必要といったように、もし土地が出てきましたら、自分の必要な家の坪数は法律上、確保できるのか確認する事が大事です。
色々、自分で考えて探してみましたが、1500万円で土地付き新築1軒家は不可能ではありませんが、かなり困難だと思います。
住宅ローンの融資を行っている住宅金融支援機構の調査(2018年)では、注文住宅の平均予算約3700万円(首都圏)、その他の地域では、3300万円と発表されています。
土地付きの新築では首都圏では4780万円、その他の地域では3700万円になっています。
この結果から分かる通り、立地や家の大きさ、仕様を妥協せざるをえないと思います。土地の価格、家の建築費や相場は急に変動するものではない為、この条件が探しやすくなるというのはあまり考えにくいと思います。
急に相場より安い土地が出てきた、建築費が安いのが出てきた場合は逆に疑った方がいいかもしれません。
私が思う事は、自分の中で目安を把握しておき、何時かのタイミングで不動産情報を得られるようにアンテナを張り巡らせておくことだと思います。
今回の記事が、皆様の家探しの一助になれば幸いです。
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