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その他 2022/05/26
日本の文化的な建物である平屋。一階建ての建物で、現代では珍しいのかもしれません。
そんな平屋ですが、「売却しにくい」という声があるそうです。
今回は、どうして平屋は売却しにくいのか?
その理由と、売却するためのコツを解説していきます。
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まずは、そもそも売却しにくい建物の特徴3つを見ていきたいと思います。
これらの特徴に該当する場合、「平屋は売却しにくい」という話以前のことになりますので、当てはまる場合には改善していただけたらと思います。
1つ目は「需要のない場所に建ててある」ことです。
建ててある場所から公共交通機関が近くになかったり、スーパーやドラッグストアが近くにない場合などが該当します。
生活をする上で不便な場所に建ててある場合、買い手がなかなか出てこないでしょう、
2つ目は「物件がボロボロで汚い、損傷が目立つ」ことです。
物件を購入する側の立場で考えてみると、少しでも綺麗で損傷等がない物件を買いたくなりますよね。
「木造で築50年以上経っていて、壁に穴が空いていたり、トイレが上手く流れない」などといった物件は、なかなか買い手がつかなくても不思議ではありません。
3つ目は「売却価格が相場より高い」ことです。
物件の状態や立地などを考慮しながら周辺物件との相場を見て、売却価格を決定するなど売り出し方を考えなければならないところを、自分の理想価格で売り出してしまう場合には、なかなか買い手が出てこないでしょう。
しっかりと相場を理解した上で売却価格を決定しましょう。
先の「売却しにくい建物の特徴」を踏まえた上で、なぜ平屋は売却しにくいかを解説していきます。
理由は単純で、総面積が同じ平屋と2階建ての建物があった場合、平屋はより広い土地が必要になります。
その分、固定資産税が高くなってしまうので、結果的2階建ての建物の方が固定資産税を安く抑えるという面では有利となってしまうのです。
そのため、同じ面積ならば、平屋よりも2階建ての物件が売れてしまいます。
2階建て以上の建物と比較すると、部屋数が少ないということがデメリットです。
ファミリー層には手狭に感じられ、平屋を避けるという選択を取られてしまうこともあるようです。
これも、2階建ての建物との比較になりますが、太陽光が入ってくる部屋数を考えてみると、平屋よりも2階建ての方が多いことが挙げられます。
また、部屋の窓数も2階建ての方が多く、閉塞感が少ないのは2階建てです。
2階建て以上の物件の場合、上の階の屋根に太陽光が当たって1階部分は熱を避けることができます。
しかし平屋は、太陽光の熱を全部の部屋に受けることになるので、夏場は暑く感じてしまいます。
以上、平屋が売れにくい理由を解説してきました。
では、どうすれば平屋を売却することができるのか、そのコツを解説していきます。
平屋は「バリアフリー」をウリにするといいかと思います。
2階建て以上の物件はお金をかけてエレベーターを設置しない限り、どうしても階段を昇降する必要が出てきます。
その点、平屋は階段がありませんし、足腰に負担をかけたくない人にとって嬉しい物件です。
車椅子を利用される人にはスロープを設置することにより、スムーズに移動ができて便利です。
また平屋は、2階建て以上の物件と比較して地面からの高さが低いため、耐震性の面でも安心できます。
平屋が売却しにくい理由と、売るためのコツを解説しました。
平屋は「バリアフリー」「耐震性」を強調することが、早期売却へ繋がるかと思います。
ぜひ、お役立ていただけたら幸いです。
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