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その他 2022/05/27
一戸建てを購入したあと、おしゃれな庭をつくろう!と思っている人も多いでしょう。
本格的に庭づくりをする場合、植木をそろえるだけでも一定の費用がかかりますので、すでに庭木がある一戸建てを買いたい人も多いようです。
そこで、不動産屋で一戸建てを買ったら植木はついてくるのか、おしゃれな自宅づくりのための庭木の注文方法について解説していきます。
不動産屋は、直接・仲介の差はありますが、買い主に一戸建てを売ることがミッション。それを達成するために植木をどう取り扱うのでしょうか。
庭に対する考え方は人それぞれ。生活に彩を与えてくれる、庭いじりをしているだけで幸せと思う人がいる一方、日当たりが悪くなる、手入れがめんどうとネガティブにとらえる人もいます。
また、庭のレイアウト、洋風・和風などのデザインの好みが異なると、購入を躊躇されてしまいます。不動産屋は、幅広い層にアピールするために、好みの差が出やすい要素をできるだけ排除するもの。
このあとに説明しますが、そもそも植木は一戸建てとは取り扱いが異なります。
そのため基本的に、一戸建ての売れ行きをよくするために、わざわざ植えることはありません。
つまり、新築一戸建ての場合、庭木付きで買えることはないと考えていいでしょう。
庭木や庭石を撤去する場合、専門の業者に買い取ってもらうことになります。それなりに費用をかけた庭木であっても、十分な価格が付かないというのが現状。
また、土壌の性質によっては、撤去そのものが難しいこともあります。コストカットするために自分で撤去するにも限界があり、業者に依頼したらその分を売却価格に上乗せせざるを得ません。
このような事情から、安価の中古の一戸建てになるほど、庭木をそのままに売り出されることが増えてきます。
庭木付きの一戸建てを不動産屋から購入することになったら、どのような点に注意して売買契約を結べばいいのでしょうか。
庭木や庭石がある状態で、不動産屋から一戸建てを購入することになったら、次のことを明確にする必要があります。
・庭木と庭石はそのまま買い主が引き継ぐのか?
・撤去してから一戸建てを買い主が引き継ぐのか?
中古の一戸建ての場合、照明、エアコン、大型家電、カーテン、ガレージ等の設備が残されたまま、取り引きできることがあります。
これらはすべて「付帯設備」と見なされ、不動産屋はすべてを一覧表にまとめています。庭木や庭石も「付帯設備」のひとつと見なされるため、不動産屋はすべての植物をひとつひとつリスト化しています。
買い主は、不動産屋がリスト化した庭木や庭石から「引き継ぐ」「撤去する」を選ぶ流れになります。
庭にあるすべての植木や石が、大きなものから小さなものまで、事細かにリストアップされていますので、引き続いでもいいと思うものを指定しましょう。
築年数が経っている一戸建ての場合、巨大な庭石や庭木が鎮座していることも少なくありません。
あとで撤去したいと思っても、土壌の性質やコストの関係で難しいこともあります。
そのため、売買契約を結ぶまえに引き継ぎ・撤去をしっかり検討することをおすすめします。
庭木がない、あるいは最小限の植木がある一戸建てを買って、庭づくりをはじめることになったら、どのように注文すればいいのでしょうか。
庭木を購入できる定番の場所がホームセンター。配送から植え付けまで一貫してやってくれるところも多いので、庭づくり初心者におすすめです。
ガーデニングの設備なども併せて購入できるのため、庭全体のレイアウトを視野に入れて、必要なものを選べることがメリットです。
また、園芸店も庭木を購入できる定番スポット。さまざまな種類の庭木が取り扱われており、専門業者のネットワークが確立しているため、希望のものがなくても取り寄せできる強みがあります。
園芸店でも配送から植え付けまで対応してくれますが、ガーデニング設備は別のお店で購入することになります。
最近は、インターネット上で庭木を取り扱う業者も増えてきました。ネット購入のメリットは、路面店よりも価格が安く傾向があるため、全体的にコストカットできる点。
複数の販売サイトを網羅してチェックできるため、細部にこだわって植木等を集めることができます。
ただし、配送から植え付けまで一貫して対応しているとは限りませんので、サービス内容やオプション料金を確認するようにしましょう。
庭木を注文するとき、そのときの気分で種類を選ぶと、あとで後悔することになります。
おしゃれな庭をつくるためには、コンセプトを明確にすることが大切。洋式にするにか和式にするのか、どのような世界感にするのかにより、必要な設備が変わってきます。
おすすめなのが、マイホームのシンボルとなる「シンボルツリー」を植えること。庭の世界観を決める中心的存在になるため、おしゃれな庭づくりには欠かせないアイテムです。
また、好きなものを好きなだけ植えるのではなく、日当たりや土壌の性質を配慮することも大切。
よく分からない場合は、庭木を取り扱っている業者に相談してみてもいいと思います。
おしゃれなデザインにすることに加え、庭づくりの目的を明確にすることも、植木を選ぶ前にするべきことのひとつです。そこで、どのように庭を使いたいのか、自分に問いかけてみましょう。
・子どもの遊び場として使うのか
・ペットが走り回れるようにするのか
・ガーデニングや庭いじりを楽しむのか
・周囲からの目隠しにしたいのか
ここが明確になれば、庭のレイアウトに加えて、庭木の大きさや種類、数などがおのずと決まってきます。
一戸建てで庭づくりをする際、先のことを考えずに庭木を注文すると、あとで後悔することになりかねません。
不動産屋から購入した直後、庭木を植えたばかりのときは、どれも成長していないので、寂しい感じがしてしまうでしょう。そこで、どんどん庭木や植木を増やしていくと、あとで困ったことになります。
最初は小さな庭木でも、数年かけてどんどん成長するため、気が付いたら部屋の日当たりが悪くなる、ほかの植木に影響が及ぶなどしてしまいます。
5年後の成長を予想したうえで、庭に植えるものの種類や数を決めることをおすすめします。
庭づくりは、四季の移ろいや自分だけの空間を楽しめるメリットがある一方、ベストの状況を維持するためには、それなりの負担と労力がかかります。
庭木は弱ってくると、害虫がつきやすくなり、病気にかかりやすくなります。植木の成長の状況によっては、日が当たらない、風通しが悪いエリアが出てくることも予想されます。
そのため、定期的に葉っぱや枝を剪定する、害虫を駆除する労力は惜しまないようにしましょう。
年齢的に今は大丈夫でも、数年後は体力的に自信がない…という場合は、手入れが楽な植木を意識的に選んだほうがいいと思います。
不動産屋で一戸建てを買ったら、庭木が付いていないことも多いので、自分好みの庭を一から作ることも少なくありません。
おしゃれな庭をつくろう!と思って、最初にあれこれ凝ってしまうこともありますが、大切なのは持続できること。
コンセプトや目的を明確にし、5年先を見据えて庭づくりの方向性や庭木の種類を決めることが大切です。
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