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土地購入をお得にする裏技ってあるの?

その他 2022/05/30

注文住宅を建てる場合など、まずは土地だけを購入することがあると思います。そのとき、家を建てる資金も必要になるため、できるだけ土地をお得に購入したいものですよね。

土地の価格が安くなる場合、そこには何らかの理由がありますが、自分にとって気にならない内容であれば、購入費用を抑えるチャンスになります。

そこで、土地をお得に購入できる裏技について、いくつかの方法をご紹介します。

 

【土地購入の裏技①】先に条件を絞る

お得な土地には、立地、形状、古家の有無など、何らかの理由があります。そこで、裏技を使う前に準備したほうがいいのが、自分が譲れない土地の条件を整理することです。

どのような家を建てるのか?

土地だけを購入する人の大部分は、注文住宅や注文アパートの建造を計画していると思います。お得な価格の土地は、広さや形に何らかの事情があることも多いので、どのような住宅やアパートを建てるのか、先に決めておいたほうが効率的に探せるでしょう。

さらに土地の価格は、交通アクセスがいいところは高く、悪いところは安くなる傾向があります。
リモートワークで仕事をしたい、のんびり田舎で暮らしたいなど、ライフスタイルのこだわりが明確であれば、お得な土地を探す助けになるでしょう。

購入資金はどれくらいなのか?

「お得に購入する」と一言で言っても、購入資金により希望に沿う土地の選択肢がかなり変わります。資金に余裕があれば土地の選択肢が増えるいっぽう、限りがある場合は土地の探し方が限定されます。

手元資金や、マイホームを建てる際のローンの活用など、ある程度の購入計画を立てたうえで土地探しを始めることをおすすめします。

【土地購入の裏技②】古家付きの土地を選ぶ

土地をお得に購入する裏技のひとつが古家付きの土地を購入すること。古家がある土地は、更地の場合とくらべて、価格が安くなることがあるからです。

値段がつかない家は土地価格をさげる

古家付きの土地とは、ほとんど値段が付かないほど老朽化した家がある土地のことです。少しの修繕では解決できないほど損傷が激しい、あるいは耐震性に問題がある家は、大掛かりなリフォームや建て直しが必要になります。

更地にしたほうが買い手は見つかりやすいものの、その手間や費用を省きたい売主は、土地の価格を相場より安くして売りに出します。

古家をそのまま利用する、更地にして立て直すなど、購入したあとの利用方法は自由。あえて古家付きを探すことで、お買い得な土地を見つけられるかもしれません。

解体費用を含めて検討しよう

古家付きを購入する裏技を使う場合、解体費用も含めて「お得かどうか」を考えることがポイントです。相場よりも安い値段で土地を買っても、解体費用で相場より高くなってしまっては意味がありません。

古家は木造が大部分ですので、解体費用が大幅に上がることは少ないのですが、道路の広さや隣家との距離によっては手間がかかるため、値上がりすることがあります。

現地で古家の状況を確認し、だいたいの解体費用を把握してから、購入を検討するようにしましょう。

 

【土地購入の裏技③】空き家バンクを活用する

空き家がある土地は、誰も住んでいなくても、管理や納税の義務が発生します。そのため早く売りたいと思う売主が多いことから、お得に買える確率が高くなります。

空き家バンクとは?

空き家バンクとは、空き家を売りたい所有者と、家や土地を安く手に入れたい人を結び付けるマッチングサービス

空き家とは、誰も住んでいない、あるいは1年以上人の出入りがない家のことで、電気、水道、ガスの利用状況などから判別されます。

平成26年11月に成立した「空家等対策の推進に関する特別措置法」により、空き家と見なされた家は自治体が介入できるようになりました。それと合わせて、市町村などの自治体は空き家の活用や移住を推進するために、空き家バンクを立ち上げるに至りました。

空き家を早く売りたい理由は?

雑草や草木が生い茂り、家が激しく破損していると、放火されるリスクが高まります。ポストにチラシがたまっている、雨戸が閉めっぱなしになっていると、空き家であることが分かり、犯罪に利用される恐れも。

台風や大雨などで家の屋根が飛び、誰かを怪我させたときも、所有者に責任が及びます。勧告を受けて対処できなかった場合、土地の固定資産税の優遇措置は適用外に。

そのため空き家バンクには、一刻も早く土地や建物を手放したい売主が数多く登録しています。この裏技を使えば、破格の値段で土地を手に入れることも不可能ではないのです。

【土地購入の裏技④】競売・公売を利用する

やや「訳あり」の部類に入りますが、競売や公売を利用して土地を購入するという裏技も存在します。

競売は負債で差押えになった土地

競売とは、何らかの事情で負債の返済が滞り、差押えとなった不動産を売り出すこと。土地と建物のセットのほか、土地だけの状態で売りに出されることもあります。競売の主催者は裁判所で、土地の売買は入札によるオークション形式。

ライバル多数により価格が高騰しない限り、相場よりお得な値段で落札できます。注意点となるのが、代金を支払った時点で土地の所有者となれるものの、居住者が退去しているとは限らないこと。

競売で土地を購入したら、自ら立ち退き要求しなければならないケースがあることを留意する必要があります。

公売は滞納で差押えになった土地

公売は、国税などを滞納して差押えとなった土地を売り出すことで、主催者は納税義務者の所轄となる税務署長となります。

競売と同じく入札形式で、もっとも高値で入札した人が購入する権利を得られます。公売は、競売とくらべると認知度が低いため、ライバルが少ないことが特徴

バブル期に購入された広い土地など、通常の取り引きとは異なるタイプの土地をお得に手に入れられることもあります。

【土地購入の裏技⑤】条件がよくない土地を選ぶ

最後に紹介する裏技は、自分が気にならない程度で、条件がよくない土地を選ぶというもの。ちょっとした状況が加わることで、土地の価格が下がりお買い得となります。

旗竿地は相場より安くなる可能性大

旗竿地(はたざおち)とは、竿が付いた旗のようなL字型の土地のこと。建築基準法により、幅4メートル以上の道路に2メートル以上接していないと、建物を建てられません。

そこで、土地が奥まったところにある場合、要件を満たすためにL字型にすることがあるのです。旗竿地の通路は細く、土地も奥まったところにあるため、使用できる面積が狭い、日当たりが悪い、隣家に囲まれ圧迫感があるなど、気になる点が出てきやすいことが特徴。そのため周囲にある土地とくらべるとお得に購入できることが多いのです。

道路負担がある土地は格安傾向

道路負担がある土地をあえて選ぶことも、価格をお得にする裏技です。これは、敷地の一部が道路となるケースで、とくに道路部分が狭い場合に発生します。

道路負担がある土地は、自由に使えないスペースが発生することから、買主に敬遠される傾向があるため、相場とくらべるとお得な価格で売りに出されます。

まとめ

土地をお得に購入したいときは、立地などの条件面、古い家の解体費用、新築の建築費用、土地の形や状況を踏まえて検討することが大切。

裏技を使って通常の取り引きとは異なる方法で購入すれば、さらに低価格で土地を購入できます。そのため、購入方法をひとつに絞るのではなく、複数の裏技を視野に入れることで、希望に合った土地を見つけられる確率が高まるでしょう。

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