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その他 2022/05/31
マイホームを手に入れたいと思ったとき、多くの人の選択肢として挙がるのが建売住宅。低価格でマイホームを取得できるメリットがある一方、購入したあとに後悔することもあります。
せっかくマイホームを買ったのに、後悔することになっては意味がありません。
そこで、建売住宅を購入して後悔したことTOP5と、後悔しないためのポイントをご紹介します。
建売住宅は、完成してからの期間や問い合わせの数、売れ行きにより価格が変化しますので、購入後に実は値下げ直前だったことが発覚!後悔する人が多いんです。
数万円程度の値下げならあきらめがつきますが、周囲の同じような物件が400万円、500万円と一気に値下がりすることも少なくありません。自分が買った家よりも明らかに住みにくそう、不便そうであるのならあきらめがつきます。
しかし、建売住宅の場合、家の大きさや間取りはほとんど同じで、400万円、500万円の差を感じることはそう多くありません。
たまたま販売価格が値下がりしたチラシを見て「もう少し待つべきだった…」とショックを受けることもあるんです。
一般的に建売住宅は、工事中、完成直後、半年、1年と、売れ残るにつれて価格が下がります。
しかし、不動産会社の担当者は、「もう少し待ったら値下がりしますよ!」と自ら白状しませんので、自分で見極めるしかありません。
ひとつの目安になるのが、住宅が完成してから1年前後のタイミング。完成から1年経つと、建売住宅の表示は「新築」から「未入居」に変更されます。
そのタイミングで価格が見直されることが多いため、担当者に交渉してみたらすんなり値下げしてもらえることも。
建売住宅は、同一の仕様の家をまとめて建てることから、間取りを自分好みにできません。そのため入居後に「使いにくい…」と後悔することがあります。
大規模な分譲地であれば、一気に100戸もの住宅を同時進行で建てるケースもあります。
建築資材をまとめて仕入れるため、多少のバリエーションはあるものの、基本的に同じ仕様の住宅となります。
「キッチンは広い方がいい」「和室はいらない」「トイレはふたつ欲しい」などの希望は基本的に反映されません。
そのため、家に強いこだわりがある人は、実際に住み始めると「やっぱり自分の希望を反映させたかった…」と後悔することに。
建売住宅であっても、同じエリア内にある住宅が、すべて同じ間取りであるとは限りません。
最近は、できるだけ買主の希望にマッチするように、間取りのパターンを複数用意するケースも増えてきました。
そのため、ひとつの家だけを見て決めるのではなく、できるだけ多くの間取りをチェックしましょう。
また、複数のエリアにアンテナを張り、いろいろなパターンの建売住宅の情報を集めることも大切です。
そのなかから自分の希望にいちばん近い間取りの家が見つかれば、購入後に後悔することも少なくなりますよ。
マイホームで快適に暮らすとき、みんなが気にするのが日当たり。ただ、建売住宅は、家が密集しているため、日当たりが悪い区画が混じっています。
販売者側の立場からすると、分譲地のなかにできるだけたくさんの家を建て、多くの人に売りたいと思うものです。販売戸数が多ければ多いほど、売り上げが伸ばせるからです。
そのため、細かい区画にわけて住宅をぎっしり建てるケースも少なくありません。その場合、実際に住んでみたら、思いのほか「日当たりが悪い!」と後悔することが。
相場より安く売りだされている場合、住宅密度が高いことが多いので、日当たりは要チェックです。
日当たりの問題で後悔しないように、時間帯を変えて何度か内見することがポイント。朝、昼、夕方と、時間帯により日当たりの状態はかなり異なるものです。
とくに、ベランダや庭など、洗濯物を干す可能性が高いところは気を付けましょう。
また、日当たりが悪いリビングは、気持ちが陰鬱になる原因になりかねません。
そこで、このくらいの日当たりが確保できればOK!という基準を設けて、部屋や庭の様子を見に行きましょう。
周囲に新しく家やマンションが建つ予定があるのか担当者に聞くことも忘れずに。
家を買うとき、外観や室内の間取りに注意が行きがちですが、後になって後悔しやすいのが駐車場です。
建売住宅は、1軒分に使える土地スペースが限られているため、駐車場が狭かったり、いびつな形をしていたりすることがあります。
さらに、ひとつの駐車スペースを隣の家と半々で共有するというケースも。車を所有していない、所有しているがあまり大きくない場合、駐車場が手狭ででも問題ないかもしれません。
しかし、ワンボックスカーや車2台所有、車にこだわりがあるという人は、住宅そのものに加えて駐車場も要チェックです。
実は、近隣トラブルの原因として何気に多いのが駐車スペース関連。人によっては、狭いスペースに車を上手く停めるのが苦手な人もいるでしょう。
自分の車が傷つけられるのではないかと過敏に反応する人もいます。駐車スペースが限られていると、隣の住民の車をうっかり傷つけてしまうことや、身に覚えのない言いがかりをつけられることも。
近隣トラブルが原因で、建売住宅を買ったことに後悔しないように、駐車場の使い勝手はよく見るようにしましょう。
すべての建売住宅がそうではありませんが、手抜き工事によるトラブルが起こりうることも念頭に置いておきましょう。
建売住宅は、たくさんの家をまとめて建てることで低価格の実現を目指します。
そのため、家を建て始めてから完成させるまでのあいだ、あらゆるところでコストカットが試みられます。
建材を大量発注してコストをさげることは一般的に行われていますので、それ自体は悪いことではありません。手抜きの原因となるのは、下請け業者に対する発注額のコストカット。
発注額があまりに安いと、時間をかけずに家を完成させようとするため、結果として手抜きされやすくなるのです。
中古住宅の場合、購入前に家や設備の傷みなど念入りにチェックする人が多いでしょう。しかし建売住宅は、完成しから間もない新品の状態であるため、外装も内装もきれいです。
そのため、不具合があるとは思わず、細かくチェックしない人も多いんです。手抜き工事は、不具合があとにあらわれることも多く、発見が難しい傾向があります。
10年後に手抜きの影響により家が傾き出した…ということもあります。壁紙がズレてる、塗料の塗り方が汚い、ドアや窓の建付けが悪いなど、購入前に見つけられる手抜きもあります。
購入後に後悔しないように、相場よりも販売価格が安い物件はとくに、家の隅々まで念入りにチェックしましょう。
建売住宅は、安い価格で一戸建てを購入できるため、買主にとってメリットが大きい販売形態であることは確かです。
しかしながら、その質や機能をしっかりチェックしないと、購入後に後悔することになりかねません。
後悔のない選択ができるように、自分にとって暮らしやすい家なのか、トラブルの原因がひそんでいないか、しっかり見極めることが大切です。
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