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古民家が空き家になってしまった!古民家空き家活用方法5つ

その他 2022/05/27

空き家の状態が長く続くと、家屋が破損する、不法投棄の現場になる、空き巣に入られる、犯罪行為のアジトになるなど、トラブルに巻き込まれるリスクが高まります。

さらには、自治体により「特定空き家」に指定され、固定資産税が最大で6倍になってしまうこともあります。

それなら、空き家のままの古民家を有意義に活用したほうが、収益化の可能性が広がります。

そこで、誰も住んでいない空き家の活用方法について5つご紹介したいと思います。

 

古民家空き家の活用方法①:DIY型賃貸

住むために修繕が必要な古民家であれは、あえてリフォームをせずに、DIY型の賃貸物件として活用してもいいでしょう。

DIYに対する関心の高まり

日本では、ライフスタイルの多様化や価値観の変化により、DIY=Do It Yourselfという概念が広まっています。

Do It Yourselfをそのまま訳すと「自分自身でやる」という意味で、住まいに必要なものや修理を自分自身で作ることを意味します。

近年は、田舎暮らしやミニマムライフに対する関心の高まりもあり、DIYできる物件のニーズが高まっています。

そこで、入居者が自ら家屋をリフォームできる物件として、古民家を貸し出すことも一案です。

政府もDIY型賃貸を推奨

政府や地方自治体は、空き家問題を解消する、地方移住を促進するなどの理由から、DIY型賃貸を推奨しています。

誰も住まずに放置するより、DIYしながら住み続けてもらい、さらに家賃収入を得られるなら、古民家の所有者にとって悪い話ではありません。

DIY型賃貸を浸透させるために、政府はガイドブックなどをまとめていますので、契約上必要なことを把握できます。

ただし、古民家に特別な思い入れがある、歴史的価値がある場合は、別の活用方法を検討したほうがいいでしょう。

古民家空き家の活用方法②:田舎暮らし向け賃貸

もしも古民家が田舎にあるのなら、自然やアウトドア、農業などを体験できる、田舎暮らし向けの賃貸物件とすることもできます。

田舎暮らしのためのセカンドハウス

最近は、完全移住をせずに、週末限定の田舎暮らしを検討するケースが増えています。

古民家は、自分が普段住んでいる環境とは異なる風情などから、週末限定のセカンドハウスとして人気が集まっています。

とくに、農業体験ができる農地付き、周囲に温泉やスキー場、海などがある古民家は、高いニーズが期待できます。

この活用方法は、古民家の立地や条件により向き・不向きがありますので、ニーズがありそうでしたら選択肢に入れてみるといいでしょう。

民泊として旅行者をターゲットとすることも有

田舎暮らしが体験できる古民家であれば、旅行者を主なターゲットすると古民家として活用してもいいかもしれません。

古民家には、多くの場合、大勢が一堂に会せるスペースが設けられています。囲炉裏がある部屋を、宿泊者の交流の場として活用することも可能です。

古民家の風情ある雰囲気は、都会に住んでいる日本人のみならず、外国人旅行者にとっても興味深いため、国際色あふれる空間を作れるかもしれません。

古民家空き家の活用方法③:カフェ・ギャラリー

古民家を事業利用したい場合は、古民家ならではの雰囲気を活かして、レトロなカフェやギャラリーとするケースも少なくありません。

古民家カフェは都市部を中心に大人気

実は、都内をはじめ都市部には古民家カフェが意外と多くあり、雑誌やテレビで特集がたびたび組まれるなど、高い注目度を誇っています。

カフェを開業したい人が、あえて古民家に的を絞って、物件探しをしているケースもあるほどです。

飲食店のニーズがある立地であれば、事業者向けの賃貸物件として活用できる可能性もあります。

古民家ギャラリーはコアなファンが見込める

カフェと並んで多い活用方法が、風情ある雰囲気になかで作品を展示する、古民家ギャラリーです。

ギャラリーというと、あまりニーズがなさそうに思えますが、ニーズが合致すればコアなファンをつかめます。

ハンドメイドの小物やアクセサリー、若手芸術家の前衛的な作品、着物生地のリメイク品など、ターゲットを絞った事業を展開するケースが目立ちます。

日本各地で、若手芸術家に創作活動の場を与えることで、地域を活性化させる取り組みも行われています。

そのような流れに乗って、古民家をよみがえらせ、地域活性化につなげてみてもいいでしょう。

 

古民家空き家の活用方法④:古材をリサイクルする

古民家の老朽化が激しい、立地が特殊過ぎる場合は、解体して古材をリサイクルするという方法もあります。

自然の素材の歴史を感じられる古材

古民家の基礎となっている古材は、自然のものを使っており、それが築年数だけ経年変化しています。

それが、現代の人工的な素材では感じられない味わいや存在感につながっています。解体した古民家の古材を使って、新たに家を建てることで、普通の新築とは異なる価値を付与できます。

古民家の雰囲気は気に入ったものの、住み続けることが難しい場合に考えてみてもいいでしょう。

古民家は職人の技の集大成

古民家は、築年数があればあるほど、建設時の職人の技、建築方法、使い込まれているからこその味わいを、歴史と共に感じられます。

建売住宅のように画一化されていない、世界にひとつだけの味わいを、自分の家に付与することも可能です。

なかには、現代ではなかなか手に入らない、希少価値の高い材種が使われていることもあるでしょう。

古材が余ったら、それをもとに家具や装飾品、飲食店をするならお皿などに再利用することも一案です。

古民家空き家の活用方法⑤:サブスク住宅

珍しい古民家空き家の活用方法として、最近のリモートワークの流れも後押しして、サブスク住宅も注目され始めています。

いろんな地域に住めるサブスク住宅

「サブスク」とは、サブスクリプション・サービスの略で、定額料金を支払えば一定期間サービスを受けられる仕組みのことです。

サブスク住宅は、一定額を支払えば、日本各地の住宅の住み放題ができるというもの。
空き家などに、冷蔵庫、洗濯機、ベッド、家具などを設置しておき、サブスク住宅として登録しておけば、ホテルのように貸し出すことができます。

サブスク住宅の利用者は、もともと長期滞在する観光客が多かったのですが、最近はリモートワーク可能な職種の人にも注目されており、今後の成長が期待できます。

古民家ならコンセプトを明確にすること

古民家の場合、利用者のターゲットが限られてくるので、いかにコンセプトを明確にできるのかが成功のポイントです。

観光客を主なターゲットにする場合、近くに観光地やリゾート施設などがあると、居住希望者が増えるでしょう。

農業や伝統工芸づくりの体験ができる、国際交流の場がある、同じ趣味の人が集まるなど、古民家の雰囲気を活かしたコンセプトを打ち出すことも、サブスク住宅の成功の秘訣です。

現状、注目度は高いものの、登録されている住宅は多くありません。そのため、それほど競争は激しくありませんので、古民家活用のチャンスと言えるでしょう。

まとめ

古民家は、築年数が経っている分、空き家のまま放置していると急速に劣化します。

とはいえ、古民家ならではの雰囲気は、住居や事業としての利用価値が高いため、そのままにしておくのは勿体ないですよね。

そこで、古民家がある立地、家屋の劣化の具合、利用者のニーズを踏まえて新たによみがえらせることで、有効に活用できるでしょう。

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