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家の解体工事に便利な4つのチェックリスト!業者選定〜解体工事後まで

その他 2022/06/01

家の解体工事は、なかなか経験するものではありませんよね。

やることや考えることが多く、不安になる方も多いのではないでしょうか。

そこで、解体工事にまつわるチェックリストをまとめました。ぜひご活用ください!

 

解体業者選定時のチェックリスト

まずは、家の解体工事でもっとも大切といっても過言ではない「業者選び」の際のチェックリストから見ていきましょう。

また、記事内では1項目ずつ簡単な解説を加えていますが、チェックリストのみまとめたものは、本記事の最後にリンクを貼っていますので、そこからプリントアウトをしてご活用いただけます。

解体業者選定時のチェックリスト

■解体業者に直接問い合わせた
「住宅メーカー」や「一括見積サイト」といった仲介を頼むと、その分だけマージンが発生します。少しでも解体費用を抑えたいときは、解体業者に直接お願いしましょう。

■相見積もりをとり、複数の解体業者と比較した
家の解体業者を選ぶ際、相見積もりが基本です。2社程度から見積もりを取り寄せ、内容や金額を比較しておきましょう。「解体工事一式100万円」といったざっくりした業者や、極端に値下げをしてくる業者はあまりおすすめできません。

■見積もりの工事内容と金額が納得のいくものだった(不明点はない)
どういった項目が含まれているかが明確(または尋ねればきちんと教えてくれる)で、かつそれぞれの金額にも納得できるかどうかは大切です。少しでも不明点や納得できない点があれば説明を求めましょう。

■家財道具の処分費用が含まれているかどうかを確認した
家財道具などの処分費用は別途必要な解体業者もあります。もちろんどちらでも構わないのですが「込みだと思っていたら別だった」となると、トラブルの元になりかねません。事前に確認しておくと安心です。

■産業廃棄物管理票(マニフェスト)の写しをもらえるか確認した
家の解体工事で排出した産業廃棄物は、排出事業者(つまり解体業者)が責任を持って処分します。

不法投棄など不適正処理を防ぐため、また万が一の際の責任の所在を明確にするため、産業廃棄物がどの業者によって運ばれ、処理されたのかを記録する「産業廃棄物管理票(マニフェスト)」が存在します。

解体業者が発行し、5年間保管することになっています。念のため、写しをもらっておきましょう。

なお、自社で処分場を保有しており、収集・運搬・処分をする場合は「産業廃棄物収集運搬業許可」「産業廃棄物処理業許可」が必要になるため、あわせて確認しておきましょう。

■解体工事業登録または解体工事業の建設業許可を確認した
一般的な家の解体工事を行うには「解体工事業登録」もしくは「解体工事の建設業許可」が必要です。登録も許可もない解体業者は家を解体できません。いずれかを済ませているか、確認しておきましょう。

■工事範囲が要望と一致していることを確認した
「ここも撤去してほしいと言ったのに」「これは残してほしいと言ったのに」など、お願いした工事範囲と解体業者が認識している範囲が異なるのもトラブルの元です。念入りに確認しておきましょう。

■工期が要望と一致していることを確認した
同じように、工期の認識が一致していることも大切です。延びる可能性や、延びたときの費用についても確認しておくと安心です。

■追加費用が発生するケースについて確認した
地中埋設物が見つかった場合、アスベストが見つかった場合など、追加費用が発生するケースについて確認しておきましょう。

■建設リサイクル法における届出を代行してもらえるか確認した
床面積80平米を超える家、あるいは特定建設資材を用いた建築物を解体する際は、事前に都道府県知事への届出が必要になります。

本来施主に届出の義務があるものですが、解体業者が申請してくれるケースが多いです。念のため、代行してもらえるか確認しましょう。

なお、代行の際は委任状が必要になるため、先に用意しておくとスムーズです。

■解体費用を支払うタイミングについて確認した
着工前に半額、残りは工事のあとという業者もいれば、工事のあとに全額という業者もいます。支払いのタイミングを確認しておかないと、トラブルの元になるため注意しましょう。

 

解体工事着工前のチェックリスト

続いて、解体業者が決定してから実際に家の解体工事が着工する前までの、チェックリストを見ていきましょう。

解体工事着工前のチェックリスト

■自分で処分できるものは処分した
電化製品、家具などの不用品のうち、自分で処分できるものはしておきましょう。解体業者がそのまま処分してくれるものもあるので、聞いてみても良いでしょう。

■エアコンを取り外した
エアコンを取り外すには、冷媒ガスを回収するといった作業が必要になります。自信がない方は、業者にお願いすることをおすすめします(数千円〜1万円程度のことが多いです)。

■電気、ガス、電話、インターネットの停止・撤去を依頼した
電気や電話、インターネットを停止してもらい、メーターや引き込み線などの撤去、レンタル品の回収などをお願いしましょう。ガスは、都市ガスならメーターの閉鎖や撤去、ガス管の切断などを依頼します。LP(プロパン)の場合は、ガスボンベを回収してもらいます。

■水道を移設した
解体工事中、清掃や粉塵の飛散防止などのために水道を使用します。そのため完全には撤去しません。移設せずにそのまま使用できればOKですが、移設が必要なときは業者にお願いしましょう。作業工賃や諸費用程度で済むケースがほとんどです。

■浄化槽(便槽)の汲み取りをお願いした
浄化槽や便槽に汚物や汚水は溜まっていませんか?解体工事が着工する前までに、汲み取りをお願いしておきましょう。

■建設リサイクル法に基づく届出を行ってくれたか確認した
建設リサイクル法に基づく届出は、着工日の7日前までに済ませておく必要があります。怠ると工期に影響を与えかねないため、確認しておきましょう。

■道路使用許可など必要な申請および許可が済んでいることを確認した
工事車両を路駐する際、通行止めにする際などは、道路使用許可が必要です。解体業者から警察署へ申請は済んでいるかなどを確認しておきましょう。

■近隣住民への挨拶、説明が済んでいることを確認した
近隣住民に解体工事の説明をしたり挨拶をしたりすることも、質の良い解体工事には欠かせません。

もちろん、施主が一緒に回れればベストですが、そうでないときはお願いしておき、時間があるときに施主が一人で挨拶に行くと良いでしょう。

■工事範囲、工期、費用などの最終確認をして一致した
要望と見積もりの内容、解体業者の認識に相違がないか、もう一度確認をしておきましょう。

■転居にかかる各種手続きを済ませた
解体工事にともなって転居する場合、転出届や郵便物の転送手続き、カードや銀行、保険の住所変更など、各種手続きをできる範囲で済ませておきましょう。

解体工事中のチェックリスト

続いて、解体工事中のチェックリストです。

解体工事中のチェックリスト

■進捗状況を確認した
予定通りに解体工事が進行しているか、確認しておきましょう。

■近隣に迷惑が及んでいないか確認した
近隣を歩いてみて住宅などに迷惑が及んでいないか、クレームが入っていないかなどを確認しておきましょう。

■地中埋設物などが出てきていないか確認した
地中埋設物は、現地調査(見積もり)の時点では分からないことも少なくありません。

地中埋設物が見つかり、撤去する際は追加費用にも関わってきます。(極端ですが)埋蔵金かもしれません。一応、そうした地中埋設物などが出てきていないか確認しておきましょう。

■工事範囲の認識に相違がないか改めて確認した
しつこいようですが、解体工事が終わってから「ここも解体してほしかったのに」となると追加費用が発生するなどトラブルになりかねません。工事中ではありますが、最終確認をしておきましょう。

■騒音、振動、粉塵など気にならないか確認した
現場周辺を歩いてみて、騒音や振動、粉塵が気にならないか確認しましょう。気になるときは、対策を講じてもらえないか交渉してみましょう。

■追加費用がかかる可能性があるか確認した
そのほか、追加費用がかかる状況にないか確認しておきましょう。

 

解体工事完了後のチェックリスト

最後に、解体工事完了後のチェックリストです。

解体工事完了後のチェックリスト

■契約内容通りに解体工事が完了したことを確認した
整地も含め、要望通りに工事が完了したか、解体業者の担当者とチェックしましょう。

■近隣に破損や汚損などの危害が及んでいないことを確認した
隣家の壁や屋根、車などに危害が及んでいないか、確認しましょう。

■近隣に挨拶が済んでいることを確認した
解体工事が完了した挨拶が済んでいるか、確認しましょう。もちろん、担当者と一緒に施主が回ってもOKです。

■産業廃棄物管理票(マニフェスト)の写しをいつもらえるか確認した
産業廃棄物管理票をいつ発行してくれるのか(写しをもらえるのか)、受け取り方法はどうするのかなどを確認しておきましょう。

■解体業者から「取り壊し証明書」を受け取った
取り壊し証明書は、建物滅失登記の際に必要です。何も言わなくても渡してくれる解体業者もありますが、施主の知識として覚えておきましょう。

■管轄の法務局で建物滅失登記を済ませた
「その土地の上から建物がなくなった」ことを登記します。解体工事完了後1カ月以内に、管轄の法務局で行います。

所定の申請用紙に必要事項を記入するのですが、法務局で詳しく教えてもらえますので、とくに知識は不要です。ただし登記を怠ると10万円以下の過料が科されることがあります。

■解体工事費用の支払いについて最終確認をした
解体工事費用の支払い時期、金額、支払い方法などについて最終確認をしておきましょう。

 

まとめ

解体工事では、意外とやることが多くあります。

中には忘れてしまうと工事が始められないものなどもあるため、注意が必要です。円滑に解体工事を済ませるためにも、ぜひチェックリストを活用してください。

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