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その他 2022/05/31
土地を購入する、また、住宅や店舗を建てるために土地を購入する。
これは、スーパーでお買い物をするのとはちょっと違います。その物の代金、消費税の他にさまざまな費用がかかってきます。
土地は個人で売買するにはいろいろな複雑な手続きがあるため、専門的な知識がないとなかなか難しいです。たいていの場合は売主と買主の間に不動産屋が入り、手続きを代行することが多いです。その時にかかるのが仲介手数料です。
上限は決められていますが、物件によっては100万円以上もかかることがあります。これだけの額を支払うのですから、不動産屋さんに言われるがままに支払うのではなく、きちんと納得して支払いたいものです。
不動産取引をする際に、不動産仲介会社に支払う報酬のことを言います。
これは契約が成立した時にのみ発生する費用です。成立しなければ支払う必要はありません。また、不動産屋さんが所有している土地を直接する場合は仲介手数料はかかりません。
仲介手数料は上限が決まっています。多くの不動産会社は、この上限額を仲介手数料としています。また、この手数料には、さらに消費税がかかります。
200万円以下の部分 | 5%+消費税 |
200万円〜400万円の部分 | 4%+消費税 |
400万円超 | 3%+消費税 |
となっています。
売買価格 3,000万円の場合
200万円以下の部分 | 200万円×5% = 10万円 |
200万円~400万円の部分 | 200万円×4% = 8万円 |
400万円超の部分 | 2,600万円×3% = 78万円 |
合計 | 96万円 |
ここに消費税を足すと1,036,800円になります。
ただ、不動産を購入する場合、ほとんどが400万円超です。なので、速算式という方法があります。
200万円以下 | 5% |
200万円〜400万円 | 4%+2万円 |
400万円超 | 3%+6万円 |
売買価格 3,000万円なので、400万円超のところを見ると
3,000万円✖️3%+6万円 = 96万円 + 消費税
になります。
さらに、計算するのが面倒な方には、目安がわかる早見表があります。
売買価格 | 仲介手数料(税込) |
100万円 | 54,000円 |
200万円 | 108,000円 |
300万円 | 151,200円 |
400万円 | 194,000円 |
500万円 | 226,800円 |
600万円 | 259,200円 |
700万円 | 291,600円 |
800万円 | 324,000円 |
900万円 | 356,000円 |
1,000万円 | 388,000円 |
2,000万円 | 712,800円 |
3,000万円 | 1,036,800円 |
4,000万円 | 1,360,800円 |
5,000万円 | 1,684,800円 |
6,000万円 | 2,008,800円 |
7,000万円 | 2,332,800円 |
8,000万円 | 2,656,800円 |
9,000万円 | 2,980,800円 |
1億円 | 3,304,800円 |
100万円ごとに、32,400円、1,000万円ごとに324,000円増えます。
現金払い、振り込み、分割払いやクレカ払いにも対応している不動産会社もあります。
100万円を超える現金を持ち運ぶのは無用心なので、支払い方法がいろいろあるか確認しましょう。
仲介手数料は、契約が成立しないと発生しません。ただ、不動産の売買で契約成立後、実際の引き渡しまで、タイムラグがあることがあります。
ですから、契約成立時と、引渡しの2回に分けて支払うパターンと、決済引渡し時に一括で支払 う場合もあります。不動産会社によって異なるので確認が必要です。
不動産会社の収益となる仲介手数料が半額や無料になるなんて、いったいどういう仕組みなのでしょうか?
不動産仲介では、売主と買主のそれぞれから依頼を受けて、売買が成立した場合、両方から仲介手数料を取ることができます。これを「両手取引」と言います。
一方、買主から依頼を受けたが、売主は、ほかの不動産仲介会社が紹介した場合は買主からしか仲介手数料を取ることができません。これを「片手取引」と言います。
両手取引の場合は、両方から手数料を受け取ることができるので、広告費など経費を削減することができれば、買主からの仲介手数料を無料や割引をする事が可能になります。
仲介手数料は、結構、高額になります。不動産会社を選ぶ1つの判断材料になりますね。
また、仲介手数料は、上限額の事が多いですが、上限額でなければならないことはありません。
仲介手数料以外の費用を求められても支払わないようにしましょう。
不動産購入には、登記手続き、固定資産税など必要な経費がいろいろかかります。
予め、不動産会社の担当者にしっかり見積もりを依頼して、決して損をしないように心がけてくださいね。
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