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空き家ドットコムはどんなサービス?徹底解説

その他 2022/05/27

最近、静岡エリア限定ではありますが、テレビコマーシャルで見かけるようになったのが空き家ドットコム(空き家・空き地.com)。

近年の日本では、地方を中心に空き家が社会問題となっており、その活用を支援するさまざまなサービスが立ち上げられています。

空き家ドットコムは、空き家あるいは空き家になりそうな住宅を、さまざまな形の活用をサポートしてくれます。

そこで、空き家ドットコムとはどのようなサービスなのか、具体的な利用法と合わせてご紹介します。

 

空き家ドットコムのワンストップ相談体制

空き家ドットコムは、空き家問題の活用をワンストップで対応できるように配慮されています。

空き家を取り巻く様々な問題

空き家を所有していると、それを解決するために、さまざまな領域の問題を解決する必要があります。

親から建物を相続したものの、面倒だからとそのまま放置していると、思いがけないトラブルや出費に見舞われます。

その代表例となるのが、一定以上の評価額を得た不動産に課せたれる固定資産税

たとえ自分は住んでいなくても、空き家を所有している以上、毎年固定資産税が発生し、滞納するとペナルティが課せられます。

また、固定資産税を支払っていても、適切な管理をしてしなければ、所有者が責任を負うことが、民法第717条にて定められています。

空き家を処分するときに考えるべき点

空き家を所有していると、それを管理する義務が発生するので、解体することも選択肢のひとつとなります。

仮に解体した場合、建物の管理義務がなくなり気は楽になりますが、税金の優遇措置の対象外となるため、固定資産税はアップします。

また、解体するにしても、空き家の広さ、構造(木造か鉄筋コンクリートかなど)により、請求される料金は変わってきます。

解体した際に発生した廃棄物を処理する料金や、空き家の立地条件によっても変動します。

売却する場合も、ただお金が入ってくるわけではなく、売却費用、登記費用、仲介手数料、印紙税、測量費などのコストが発生します。

それらをワンストップ体制で対応してくれるサービスのひとつが空き家ドットコムなのです。

空き家ドットコムとはどんなサービス?

「空き家バンク」をはじめ、空き家にかかわるサービスはいろいろありますが、空き家ドットコムはどのようなサービスを提供しているのでしょうか。

空き家ドットコムは不動産マッチングサービス

空き家ドットコムの正式名称は空き家・空き地.comで、不動産のマッチングサービスが主な事業内容です。

このサイトを運営しているのは、LPガス、水道工事、空調設備の施行や工事を行っている株式会社ホリコシ産業。

エネルギー関係と不動産を軸に、快適な住まいや都市を作り出す、総合的な環境創造企業と位置づけられています。

空き家ドットコムでは、土地や建物の売買および賃貸、それらを仲介するサービスを提供しています。

さらには、不動産の活用を支援するために不動産コンサルティングサービスも提供。活用されているアパート、賃貸マンション、ビル、駐車場の管理も請け負っています。

空き家の賃貸や売買を支援

空き家ドットコムでは、相談を受けた空き家などの不動産の活用を提案、そのあとのマッチングサービスまで一貫して対応。

検索サービスや問い合わせサポートを通じて、空き家を売りたい人と買いたい人、貸したい人と借りたい人をつなげています。

用途についても、一戸建て、アパート、マンションのみならず、事務所、工場、事業用借地など、幅広く対応していることが特徴です。

 

空き家ドットコムを利用する流れ

空き家ドットコムを利用したいと思ったら、まずは活用あるいは処分するための方法を相談することから開始します。

空き家を活用・処分するための方法を相談

無人の家屋の処置に困っている人は、サイトに表示されている電話やメールフォームにて問い合わせする流れになります。

複数の分野の専門家を通じて、不動産を売却する、賃貸として活用するなどが提案され、解決に至るまでのサポートが得られます。

売却や賃貸として活用する過程で、必要に応じてメンテナンス、修繕、リフォームなどもサポートしてもらえます。

空き家を借りたい・買いたい人は?

空き家を借りたい、あるいは買いたい人は、同サイトの多機能検索サービスを利用する流れになります。

「借りる」を選択すると、賃貸住宅、事務所、工場、事業用借地などの用途ごとに探せます。

「買う」を選択したら、マンション、一戸建て、土地ごとに探すことが可能。

さらに詳細に検索できる「こだわり検索」の機能もあり、たとえば賃貸であれば、賃料の下限・上限、面積、間取りなどから絞り込めます。

空き家を放置しているとどうなる?

空き家ドットコムを通じた建物の活用例をご紹介する前に、そもそも空き家を放置するとどのような損失が発生するのか、整理してみたいと思います。

有効活用されず社会に損失を与える

空き家のまま放置していると、そこにある建物と土地が有効活用されず、所有者はもちろん社会に損失を与えてしまいます。

たとえば、空き家を解体して駐車場にすれば、所有者は駐車料金を得られるのみならず、そのエリアの通勤者・通学者の利便性を高められます。

また、空き家を売却する、あるいは賃貸で貸し出せば、住民税などの増収に貢献できます。

空き家をそのままにしておくことは、自分のみならず社会に損失を与えてしまうため、行政も積極的に解決に乗り出しているのです。

空き家の所有が負債となる

加えて、空き家を所有したままでいると、所有者は年間を通じて固定資産税、管理のための交通費やメンテナンス費用を支払い続けることになります。

不動産に価値があってもそれを活用しなければ、マイナスの負債となってしまうのです。

活用や処分が面倒、仲介手数料やカウンセリング費用を払うのがもったいないと、空き家をそのままにしておく人もいるでしょう。

しかしそれが、賃料や売却金などの利益に変える機会を失わせ、負債を膨らませる要因となっているのです。

空き家ドットコムの活用例

そのうえで、空き家ドットコムを利用したら、どのような活用の可能性が出てくるのか、簡単にご紹介します。

賃貸で家賃収入を得る

売却を除くと、もっともメジャーな活用方法が住居用として貸し出すことです。空き家のコンディションが良ければ、家屋全体をクリーニングするだけで済むでしょう。

しかしながら、そのコンディションが悪い場合、修繕やリフォームを済ませてから貸し出さなければなりません。

そのままの貸し出しが難しい状態であれば、家屋を解体して賃貸住宅として建て直すことも選択肢に入ってきます。

この場合、入居を促進できるというメリットがありますが、高額な解体・建築費用がかかるため、高額な家賃がとれるエリア限定となるでしょう。

空き家を解体して更地を事業化する

また、空き家を解体して更地に変え、そこを事業用として活用するという選択肢もあります。

用途としては、駐車場にする、トランクルームを設置する、資材置き場などで貸し出すなどが考えられます。

どのような用途がいいのかは、空き家がある立地によって変わります。事業用を含めて、どのような活用が所有者にとっていちばん適しているのか、空き家ドットコムに相談してみてもいいでしょう。

まとめ

空き家ドットコムのサービスは、運用を開始されてから間もないので、これからサービスや情報が充実することが期待できます。

空き家を放置していても、税金や諸費用によりマイナスになるだけなので、活用や処分を検討している人は、いちど問い合わせてみてもいいかもしれませんね。

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