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その他 2022/05/27
インターネットが発達している今、住宅や物件探しを自力ですることも可能です。
そのようななか、不動産屋に物件探しを依頼するメリットはどこにあるのでしょうか。
そこで、住宅や物件探しで不動産屋を使ったほうがいいのか、そのメリットや注意点を解説したいと思います。
物件紹介そのものは、住宅であろうと部屋であろうとすべての不動産屋が扱えます。
不動産屋の物件情報は、大小の規模にかかわらず、基本的には共通しています。不動産屋は、物件に関する問い合わせが入ったとき、「レインズ」と呼ばれるデータベースを利用しているからです。
レインズとは、宅地建物取引業法にもとづいて、4つの公益社団法人または公益財団法人が運営しているポータルサイト。
これらの法人は、国土交通大臣により「指定流通機構」と指定されています。大部分の不動産会社は、レインズに登録しており、その情報にもとづいて物件を紹介しています。
それなら、どこの不動産屋でも同じではないかと思うかもしれませんが、必ずしもそうではありません。
レインズは主要な物件の情報源ではありますが、不動産屋にあえて依頼するメリットは、ポータルサイトに載っていない情報が得られることです。
また、これまでの経験から分かる相場感や、住み替えに至るまでの準備の詳細を、細かく教えてくれることもメリット。
不動産屋は、売り手と買い手を「仲介」する役割もあるため、契約に至るまでのトラブルを防止してくれる一面もあります。
つまり不動産屋を使うことで、安心感をもってより好条件な物件を購入できるのです。
馴染みがないエリアで物件探しをするとき、地元に精通している不動産屋を使うことでメリットを享受できます。
職場の近くや自分の地元など、住み慣れた場所の範囲内で住み替えるなら、ある程度の土地勘があります。
しかしながら、住んだことがまったくない、県を超えた住み替えの場合、足を使って調べることにも限界があります。
不動産屋は、特定のエリアで複数の物件を取り扱っているので、周囲の雰囲気、交通機関、公共施設、商業施設、スーパーやコンビニなどの情報を把握しています。
そのため、この物件ならこんなメリットがある、この物件だとこういうデメリットがあるなどの地元情報を提供することが可能というわけです。
地元情報を積極的に仕入れたいなら、地元密着型の老舗の不動産屋を選ぶことで、より多くのメリットが得られるでしょう。
社長が直接営業するような小さな会社は、大手以上に地元のネットワークに強く、長年かけて培われたノウハウを持っています。
また、大家さんとの親交が深いことも多く、その人柄なども知っているため、物件探しの参考にできます。
ただし、大家さんとのつながりが強いぶん、値下げ交渉をしやすいこともあれば、逆に難しいこともあるのを念頭に置いておきましょう。
そこに住み替えるのか決めていない、複数の住み替え候補地がある場合も、全国の物件情報を把握している不動産屋を使うメリットがあります。
大手の不動産屋は、全国に営業所がおかれており、外部との提携も充実しています。
また、物件の賃貸、買取、管理など、多岐にわたる事業を展開しているため、取り扱う物件数も充実しています。
全国を網羅する物件情報を自力で探すと、時間もお金もかかりますので、不動産屋を使うほうが望ましいでしょう。
とはいえ、すべての不動産屋が、あなたに合った物件をピックアップできるとは限りません。
物件情報はたくさん持っているものの、依頼主のこだわりや生活スタイルに合わせた物件をピックアップするには、それなりの経験が必要です。
そのため、「どういう家に住みたいのか」「どのように通勤したいのか」「どうして引っ越すのか」など、丁寧に聞き取ってくれる不動産会社を見つけることがポイント。
全国情報に強い大手になればなるほど、ヒアリングに割く時間が割かれがちなので、よい提案をしてくれそうなところを選びましょう。
不動産屋には、営業マンや宅建などの有資格者が必ず配置されており、その道のプロのサポートを受けられるメリットもあります。
とくに敏腕営業マンに出会えたら、より好条件の物件をスピーディーに紹介してもらえる可能性が高まります。
実のところ、優れた不動産屋を探すよりも優れた営業マンを探すほうが、物件探しでより多くのメリットを享受できます。
優れた営業マンとの出会いは運も大きいのですが、実績がある不動産屋は営業に力を入れているため、能力が高い人材を雇っている可能性が高いでしょう。
しかしながら、あまりに過度なノルマを課して、内部の競争を煽っているような会社は、買い手の立場に立っていないことがあるので要注意です。
近年は、インターネット等を活用すれば、自分で物件を探すこと自体は可能です。ただし、物件情報を網羅的に把握するまでには、それなりの時間がかかります。
また、現地に赴くとそれだけお金もかかるでしょう。そこで、不動産屋に自分の希望を伝えて探してもらえば、時間を圧倒的に短縮可能。
自分の足で回るための交通費や滞在費も、最低限までカットすることができます。物件探しが趣味である場合を除いて、仕事や家族のことで忙しい人は、初期の情報収集は不動産屋に一任することも一案です。
インターネットの発達により、自分の住まいから遠く離れた場所にある不動産屋でも、気軽に問い合わせられることもメリットです。
昔から電話による問い合わせは可能でしたが、多くの場合、細かい話は直接オフィスに出向いてすることがほとんど。そのため、遠方にある不動産屋には依頼しづらいという現状がありました。
しかしながら最近は、メールの問い合わせに加えて、チャット機能を自社サイトに搭載している不動産屋が増加。
すぐに返信がくる、24時間相談可能としているところも増えてきました。内覧・内見する物件を探すまでのあいだ、現地に赴くことなく情報収集することも可能です。
最近は中小の不動産屋でも、このような機能を搭載するケースは増えてきましたが、とくに個人経営の会社となると、そこまで対応するには至っていません。
そのため、ネットを活用した物件探しをする場合、大手の不動産屋を使うことが増えてくるでしょう。
そこで、地元密型の中小不動産屋を利用する場合は、オフィスに出向かなくてもスムーズに連絡がとれるか確認することをおすすめします。
住宅や物件を探すとき、不動産屋を使うことでさまざまなメリットが得られますが、すべてが同じだけの力を発揮するとは限りません。
また、会社だけではなく担当者の能力により左右されるところが大きいことも事実。
信頼できそうな不動産屋や営業マンを見つけたとしても、相場など自分で調べる必要はあります。
そこで、複数の不動産屋にリストアップを依頼し、自分でも並行して情報収集しながら、軸となる会社を選ぶことをおすすめします。
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