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その他 2022/05/27
0円で空き家を探そうと思ったら、どのエリアを狙っていけばいいのでしょうか。
0円の空き家の情報は、さまざまなサイトで公開されていますが、どんなエリアにあるのか、どんなタイプの物件なのか、一定の傾向があります。
そこで、0円の空き家物件はどこが多いのか、ランキング形式で5つご紹介します。
0円物件が数多く掲載されているのが温泉地。バブル時代に別荘として購入され、相続したものの利用予定がないものが目立ちます。
温泉地には0円物件が多々ありますが、そのひとつが赤穂温泉。
瀬戸内海に面しており、平家伝承の地として知られる、歴史的に由緒あるエリアでもあります。
このような空き家物件は、別荘地として購入される傾向があり、ほとんど利用していないというケースもあります。
別荘地にある物件は、相続者の住まいから遠方にあることが多く、定期的に管理に赴くことが困難。
不動産仲介会社に相談しても値が付かず、0円で譲渡することを決意したという経緯が目立ちます。
栃木県那須の温泉地も、相続したものの空き家になっている別荘が多いエリアです。
たとえば、那須塩原市の北部にある那須白笹温泉郷には、つつじが丘という別荘地があり、定期的に格安で売り出されています。
このあたりの物件は、温泉を引き込めることが多いため、温泉好きにはたまりません。
温泉を引き込めるだけあって、森林エリアにあることが多いため、自然に触れながら生活したいと思っている人向けの0円物件と言えるでしょう。
土地のみや建物付きのどちらでも、0円物件がたくさん出ているのが北海道エリアです。
北海道は、両親の家が空き家になって無料で譲渡するに至ったという経緯が目立ちます。
別荘の空き家の大部分が長年使用されていないのに対して、北海道の空き家は数年前まで使われていることが多いようです。
なかには、近くに学校がある、スーパーに歩いていける、公営施設があるなど、利便性が高い物件も混じっています。
北海道という土地柄、スキー場、キャンプ地、清流があることもあります。
これだけ利便性が高いのにどうして?と思うかもしれませんが、北海道は冬になると大雪による除雪に苦労することから、早期に手放したいと思うようです。
北海道の冬は厳しいため、設備の老朽化や故障が起こりやすい傾向があります。
そのため、暖房やガスが利用できなければ、設備一式を取り替えなければなりません。0円物件は、基本的に現状渡しとなるため設備の状況は不透明。
修繕などで自己負担の出費がかさんでしまうと、0円で購入した意味がなくなってしまうため、事前のチェックは怠らないようにしましょう。
温泉地と同じような経緯で、0円物件として譲渡されることが多いのが、リゾート地の空き家です。
ウィンターシーズンにスキーを楽しむために、気軽に手に入れられるからと、マンションの一室を購入している人も少なくありません。
しかしながら、年齢があがるとともに、スキーをするために訪れる機会が激減し、固定資産税の負担が気になりだした…ということも多いようです。
スキーリゾート地としては魅力的であるものの、マンション全体の老朽化が進んでいる、共用部の管理が行き届いていないなどの理由から、0円譲渡を決断したということもあるようです。
そのような物件の場合、実際に住み始めてから設備等に不具合が生じるなどのリスクを念頭に置いておきましょう。
スキーリゾート地は、若者が長期で利用することも多く、安価で泊まれる簡易旅館がたくさんありました。
しかしながら最近は、宿泊施設の選択肢が増えていることや、経営者の高齢化などから廃業する簡易旅館が増加。
そのため0円の空き家物件のなかには、元簡易旅館と居住スペースがセットになっているものがあります。
元簡易旅館というと、居住するには勝手が悪いように思われますが、一般の家とあまり変わりがなく、むしろ部屋や廊下は広いくらいです。
長野の白馬村のような人気のスキーリゾート地も含まれていますので、セカンドハウスの所有を検討している人は、ぜひチェックしてみるといいと思います。
意外と0円物件が目立つのが静岡エリアです。熱海や伊豆に別荘を買ったものの、利用予定がなく譲渡となることが多いようです。
0円の空き家物件を取得する理由は、住み替え、週末移住、スキーやキャンプのような娯楽などさまざまです。
50代を超えている場合、温泉地等のケア付きマンションの一室を手に入れるという選択肢もあります。
伊豆山の高台にあるケア付きマンションが0円で売り出されていましたが、看護師が常駐している、食堂があるなど、一般のマンションにはないサービスがセットになっていました。
ケア付きマンションは、55歳以上など年齢制限が課せられるため、相続などで取得しても、自分自身は住めないことが少なくありません。
健康状態や身元引受人など、一定の条件を満たす必要がありますが、条件をクリアできそうでしたら、選択肢のひとつにしてもいいでしょう。
静岡の0円物件は、伊豆や熱海のエリアに集中しており、ほとんどが別荘として取得されたものです。
そのため、自然に恵まれながらも、近所に学校や公園があるなど、比較的住みやすい物件が多い傾向があります。
静岡の0円物件は、都市部から移動しやすいこともあり、放置されている期間が比較的短いことも特徴。
そのため、築年数が経っていても修繕の箇所が少なく、スムーズに住み替えられることもあります。
ただ、比較的最近まで利用されていた場合、家具や設備などもセットで譲渡されることが大部分です。
東京や大阪、その他の都市部でも、数こそ多くはないものの0円物件が出てきますが、訳ありというケースが目立ちます。
都市部の0円物件のほとんどは、築年数は50年以上、なかには明確な築年数が分からないということもあります。
地方の0円物件と比較すると、利便性は圧倒的に高いのですが、それなりの古さは覚悟しましょう。
空き家の期間が長い場合は、リフォームを丁寧に施す必要があるため、まとまった金額の出費が発生すると思います。
都市部の物件で、比較的新しいのに0円という場合、接道義務を果たしていない可能性が高いです。
接道義務とは、幅員4メートルの道路に、土地を2メートル以上接していることで、都市計画区域内で定められています。
接道義務を果たしていなくてもリフォーム等はできるものの、建て替えは禁止されています。不動産仲介会社等では、買い手を探すことは難しいと言われて、無料譲渡を決断したという所有者も少なくありません。
0円物件として無料譲渡が提案されている空き家は「現状渡し」が大部分。
そのため取得したあと、家具を購入せずに済むというメリットもありますが、それなりに清掃や処分などの作業が発生することも事実。
取得するにあたり、相続税や固定資産税の支払いもありますので、必要なお金の見積もりを出しておいてもいいでしょう。
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